外壁塗装辞典あ｜リフォームにゃんぷ～さん

[　い　]
・隠蔽性(かぶり)

[　え　]
・エマルジョン塗料
・縁　切　り

[　お　]
・汚　　　染

[　　あ　　]

[　　い　　]

隠　蔽　性（か　ぶ　り）

隠蔽性が高いので下地材での塗装

隠蔽とは"覆い隠す"という意味があります。
その性質の高さを隠蔽性と呼び"かぶり" とも呼びます。

塗装においての隠蔽性とは、
塗装を行う下地の"色"や"凹凸"などを隠す性能の高さをいいます。

隠蔽性が高い塗料で塗装を行う事で、
下地の色に影響されないで新たな別の色への塗装が行えます。

濃い色の下地へ淡い色を塗装する時などに隠蔽性の高い"下地材"を
使用すれば、影響を受けないで美しい仕上がりが期待できます。

[　　え　　]

エマルジョン塗料

アクリル系エマルジョン塗料

合成樹脂エマルジョンペイント(ＡＥＰ) の事で、非水溶性の合成樹脂を
極小微粒子として水に分散させて顔料等を加えた塗料です。

水溶性のため水で薄める事ができて安価で不燃性です。

嫌な臭いが抑えられている"低臭性"で
引火の危険や無毒性などで安全性も高く利点が多いです。

しかし、溶剤系に比べ密着性が低いので剥がれやすい点があります。

主に１種は外部用、２種は内装用と種別が分かれています。

縁　切　り

塗装後のコロニアル屋根に対する縁切り作業

コロニアル系薄型瓦スレート屋根対して、
塗装を行った後に行う工程が｢縁切り｣と呼ぶ作業です。

屋根材同士の間に塗装に使用した塗料が浸入して、
隙間を埋めて接着された様な状態になります。

　隙間を塞いだ塗料が屋根に溜まっている雨水を、
｢毛細管現象｣により屋根内部へ吸い上げてしまいます。

　屋根内部へ浸入した雨水により"雨漏りを起こす原因"になります。

　スレート屋根には塗装後に必ず行う大切な工程です。

[　　お　　]

汚　　染

雨水や排気ガスで汚染されてしまった外壁

塗装での｢汚　染｣というのは、排気ガスや雨水などにより、
外壁や屋根が"汚されてしまった状態"の事を指します。

塗料性能の特徴に"低汚染性"と記載されている場合は、
塗装後の塗膜に汚れが付着しにくいという事です。

塗膜の親水性(表面が水で濡れている状態)が高いと、
塗膜表面の水分で汚れを洗い流してくれます。
常にきれいな状態を保ちやすくなります。

｢低汚染性塗料｣と表示されている塗料は、
塗装後の外壁が汚れにくい状態にあり美しい状態を保てます。

排気ガス等に含まれる化学物質のなどが付着しにくいので、
外壁への化学変化による劣化も防止できます。