外壁塗装辞典か｜リフォームにゃんぷ～さん

[　か　]
・可　　撓　　性

[　き　]
・希　　　　釈

[　く　]
・ク　ラ　ッ　ク

[　け　]
・ケ　　レ　　ン

[　こ　]
・高　圧　洗　浄
・構造クラック

[　　か　　]

可　撓　性(かとうせい)

可撓性の性質を持つ塗料

物体自体に柔軟性がある事で曲げる事が出来る性質の事です。

曲げても折れる事なく力を緩めると、
元の状態に戻る事ができる性質の事です。

"撓"は｢たわむ｣という意味があります。

"弾性"に似ていますがそこまでの弾力は無く、
微弾性と呼ばれたりもします。

この性質によって地震などにより外部からの力が加わっても、
破壊される事から逃れられます。

塗料においても｢微弾性｣を利用した塗料があります。

日本ペイントの｢アンダーフィラー弾性エクセル｣も、
微弾性フィラーという下地材塗料です。

[　　き　　]

希　　　　釈

溶剤の希釈に使用される塗料用シンナー

薬品や溶剤などの液体の濃度を下げるために、
溶媒等(その他の液体)を追加して調整する事を希釈と呼びます。

塗料においても水性の場合は主に水で希釈し、
溶剤系の場合は塗料用シンナーを使用する場合が一般的です。

塗料それぞれに規定の希釈率がありますので、
間違った希釈をすると性能低下や塗装不良を起こす原因となります。
希釈にも専門的な知識が必要です。

　希釈の際に"希釈熱"という熱が発生するので、
発生する熱に対しても注意が必要です。

[　　く　　]

ク　ラ　ッ　ク

ベランダ床部に発生しているクラック

裂け目、割れ目、亀裂の事をこの様に呼びます。

　塗装でのクラックとは、外壁や塀に亀裂が入った状態の事です。

　外壁にクラックが入る事で、
クラックの隙間から雨水浸入による雨漏りの原因に繋がります。

　その場合にクラックにシーリング材などを使用して塞ぎます。

クラックが下地まで及んでいると、
大規模修繕を行わなくてはならなくなります。

　そもそもクラック発生する前に、塗替えをして防がなくてはなりません。

[　　け　　]

ケ　　レ　　ン

錆をケレンしないと塗装が行えません

サンドペーパーや電動工具などを使用して、
主に鉄部の錆や汚れを落とす作業をケレンと呼びます。

　塗装後の塗料の定着を良くするために、
鉄部の下地を荒らす時に行うのもケレンとなります。

金属表面に細かいキズを付けて塗料の定着を良くする効果があります。
ツルツルの表面だと剥がれやすくなります。

　錆が生じた状態でそのまま塗装を行うと、
塗装後の内側に腐食広がり内部から侵食して耐久性が保てません。

塗装を施してもすぐに剥がれが起きてしまいます。

[　　こ　　]

高　圧　洗　浄
高圧洗浄前	高圧洗浄後
高圧水発生装置で高い圧力の水をノズルより噴射して、その水圧により汚れや苔などを洗い流す方法です。外壁塗装では住宅の塗装前に外壁や屋根に付着した、汚れや藻、苔等を落としてから塗装に移ります。金属面のサビ等は高圧洗浄では落とせないのでケレン等を行います。下地の状態や素材に注意して水圧を調整しなくてはいけません。薬品を使った｢バイオ洗浄｣という方法もありますが、効果は期待できずに薬品により侵されるデメリットの方が強いです。

構　造　ク　ラ　ッ　ク

亀裂が深く、構造クラックの可能性が高い

住宅の基礎自体に影響を及ぼす深刻な亀裂の事です。

主に施工時の欠陥などで基礎内部より生じるものをこう呼びます。
ヘアークラックと比べて直ちに補修が必要な亀裂です。

幅0.3mm以上深さ5mm以上の亀裂は、
構造クラックだと疑ったほうが良いです。

早急の補修が必要で放置しておくと、
地震などの衝撃で外壁や基礎自体が崩れる恐れがあります。