外壁塗装辞典さ｜リフォームにゃんぷ～さん

[　し　]
・シーラー
・シーリング
・下　地　調　整
・シロキサン結合
・親　水　性
・弱　溶　剤

[　　さ　　]

[　　し　　]

シ　ー　ラ　ー

下塗りでシーラーを塗布している様子

sealear(シーラー)には｢塞ぐ｣という意味があります。
｢シールする｣というと分かりやすいかもしれません。

覆い隠したり接着するという役割があります。

外壁の下地へ上塗り塗料の定着を良くする効果があります。
上塗り塗料を塗布した際の塗装ムラを抑える効果もあります。

下塗り塗料ということで、
"Primary(プライマー)(最初に塗る)"とも呼ばれています。　

シ　ー　リ　ン　グ
ｻｲﾃﾞｨﾝｸﾞの継ぎ目へのシーリング	紫外線等によるシーリングの劣化
Sealing(シーリング)はに、 "充填する"や"封印する"などの意味があります。建築業界では"コーキング"とも呼ばれ、シーリング材を充填するのに使用する器具を"コーキングガン"と呼びます。基本的に"シーリング"と"コーキング"は同じ物です。弾力のあるシリコン系素材を外壁と窓枠の隙間や、サイディングの継ぎ目へ注入する事で気密性を高めます。隙間からの雨水浸入による"雨漏り防止"にもなります。　塗り替え時期の経過等による塗装の劣化で、シーリング材自体も劣化を起こしてしまいます。成分のシリコンが太陽光の"紫外線"の影響で"変質"して劣化します。。劣化により"硬化"して"収縮"を起こして"肉やせ"の状態になります。気温変化による外壁の伸縮などに対応できずに、外壁材同士の間に隙間ができてしまい"雨漏りの原因"となります。

下　地　調　整

下地調整の下塗り塗装

外壁塗装で下地調整(下地処理)は仕上げ塗装よりも重要です。

下地の劣化や傷を整える"補修効果"と、
上塗り塗料と下地との定着を良くするための"調整効果"があります。
　　　　　　
＜補　修　効　果＞
下地のクラック(亀裂)や欠損部分、傷などを、
シーリング材やパテなどで補修を行い整えます。

＜調　整　効　果＞
下地の凹凸を整える"目埋め"効果で上塗り塗料の定着を良くします。
シーラーやフィラーを塗装する下塗り工程の事です。

他にも方法として塗装を行う場所を剥離したり、
金属面などには下地を荒らす"ケレン"を行ったりします。　

シロキサン結合

シリコン系樹脂の塗料

ケイ素と酸素をからなる化合物の事で、
撥水、防水効果が高く様々な塗料として使用されています。

シロキサン結合で一般的に知られている材料が"シリコーン"です。

シリコン系塗料は高い耐久性を持つため、
塗料に限らず色々な分野で使用されています。

熱に強い事でも知られているかと思います。

親　　水　　性

表面の親水性が高いので汚れが付着しにくい

親水性(しんすいせ)とは、
親和性(他の物質との結合しやすさ)が高い性質の事をいいます。

｢水に溶けやすい｣とか｢水に混ざりやすい｣という事です。

物体の表面に付いた水が"水玉状"ではなく、
薄く膜のように広がった状態が"親水性が高い"という事です。

外壁塗装で親水性が高い状態は、
外壁に水の膜ができて汚れが付着しにくい状態という事です。

汚れが付いても雨水などで洗い流されやすくなっています。
そのため外壁が常に美しい状態でいられます。

付着した物質による侵食から外壁が痛むのを防ぐ効果もあります。
"親水性が高い"という塗料はその効果が期待されます。

弱　　溶　　剤

弱溶剤系の塗料を使用して塗装

"有機溶剤"の分類の一つで、
塗料に含まれていたり希釈(塗料等を薄める)する時に使用されます。

"強溶剤"と"弱溶剤"に分かれていて、
｢強溶剤｣は溶かす力が強く刺激臭で引火性、危険性が高いです。
ラッカーシンナーやウレタンシンナー等を指します。

｢弱溶剤｣は比較的溶かす力が弱いくて、臭いも抑えられています。
塗料用シンナーがその一つです。

以前の塗料は臭気も強くて下地への影響も強い強溶剤が主流でした。

ターペン系(石油から精製される物)の技術向上で、
人体や環境に対して優しい作りへとなりました。