戸袋について

｢戸袋｣は雨戸を収納するための箱状の住宅設備の事です。 昔ながらの木造住宅や和風の住宅で、縁側や敷居の端に設けられます。 築年数のある住宅では木製の戸袋を使用されている事が多く見受けられますが、 最近では腐食に強い｢アルミ製｣のものが普及しています。 引き戸式の雨戸を使わずにシャッター式の場合は戸袋は必要ありません。 木　製　の　戸　袋 ア　ル　ミ　製　の　戸　袋

戸袋の交換・修理について

実際に戸袋の修理の様子を紹介します。 傷 ん で い る 木 製 戸 袋 実際に交換・修理が必要な傷んだ木製戸袋です。 木製の雨除けが使用されています。 劣化が進んで傷みが深刻場合は、雨水浸入による"雨漏りを起こす原因"に繋がります。 外 枠 を 外 し た 状 態 外枠を取り外します。 この場合は内部まで雨水は浸入していません。 雨水の浸入で内部の板まで腐食してしまうと、内板まで交換しなくてはなりません。 内 板 を 外 し た 状 態 こちらは内板を取り除いた状態です。 傷みが進行して内板交換の場合はここまで外します。 内板を取ると断熱材が露出します。 上 板 の 取 り 付 け 上板取り付け後の状態 その上へ蓋をする様に、 上板のベニヤ板を取り付けます。 確実に土台へ釘で打ち付けて固定します。 波トタン板の取り付け 雨避けを取り付けた状態 木製だった雨避けを、トタン製波板に交換します。 木製の雨避けよりも、耐久性、耐水性に優れます。 戸　袋　の　塗　装 修理後には外枠、雨避け共に塗装を施します。 塗装を施す事で雨風による"浸食"や、太陽光の紫外線の影響による"変質"を防ぎます。 外観も美しくなりより長持ちいたします。 戸 袋 の 修 理 完 了 これが戸袋の補修・修理の一連の流れです。 住宅の状況や劣化度合いで変わりますが、流れとしてはこの様な内容で行います。

修 理 前 の 戸 袋 修 理 後 の 戸 袋 雨戸を収納するだけの設備ですが、傷んでいてそのままにしていると、 住宅内部への"雨漏りの原因に繋がり"住宅自体を痛める原因になります。 　 この程度なら大丈夫だと思わずに、まずは気になる箇所がありましたらご相談下さい。 大切なお家を長く守りながら、美観も維持していきたいと思います。

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