それでは実際に傷んでしまった軒天の修理の流れを紹介します。
劣化して傷んでいる軒天
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塗料の保護効果低下等で劣化して傷んでいます。
ベニヤ板が剥がれて浮いている状態です。
軒天から屋根内部へ雨水が浸入する事で、"雨漏りを起こす原因"に繋がります。
軒天からでも雨漏りは起こります。
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軒 天 ベ ニ ヤ の 取 り 外 し
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傷んでいるベニヤ板を取り外します。
バール等の工具で釘を外して取り除きます。
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ベ ニ ヤ 板 を 取 り 外 す
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固定している釘を外し、縁に掛かっている板を取り外します。
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ベニヤを取り外した状態
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傷 ん で い る 土 台
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ベニヤ板を外すと内部が確認できます。
土台となる木材も傷んでいる場合は、
土台も交換する事になります。
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釘 で の 固 定
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新しいベニヤ板を固定します。
板の厚みや材質で固定方法も異なります。
厚みのあるベニヤ板では釘で固定します。
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ステープルガンでの固定
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こちらは"ステープルガン(タッカー)"での固定です。
建築用の強力なホッチキスです。
板が厚い時などは使用できない場合もあります。
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ベ ニ ヤ 板 設 置 完 了
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ベニヤ板の取り付けができました。
状況により"ベニヤ板"又は"ケイカル板"かを選びます。
ケイカル板は"けい酸カルシウム板"の略で、石灰等に繊維質を配合した板です。
現在は石綿(アスベスト)は使用されていません。
繊維質なので衝撃に強く、不燃性の材料です。
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隙間へのシーリング処理>
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ベニヤ板の継ぎ目や接合部の隙間から、
雨水等の浸入を防止するために"シーリング処理"を施します。
シーリング材を使用して隙間を塞ぎます。
これも"雨 漏 り 防 止"のための処置です。
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シ ー リ ン グ 処 理 完 了
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継ぎ目や隙間へのシーリング処理が完了しました。
シーリング材が硬化するまで待ちます。
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軒 天 の 塗 装
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シーリング材硬化後に塗装を施します。
塗装を施す事により雨水から軒天を保護します。
紫外線による変質からシーリング材を保護する効果もあります。
変質する事でシーリング材は弾力を失って、収縮し硬化します。
収縮により隙間ができて雨水浸入を防げなくなります。
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